シニア起業で留意しておくとよい点(important things)

他方、60才(または65才)から起業される場合には、以下の点に留意しておくとよいでしょう。

  1. なんでも自分でやらない
  2. 事業の出口をイメージしておく
  3. 相続税対策を意識しておく

上記1.に関しては、器用な方は、IT機材の設定、ホームページの作成、帳簿付けまで自分でやりたがる方がたまにおられますが、それは基本的にはお勧めしません。
理由は、せっかく起業した本業が疎かになるためです。

上記2.に関しては、仮に60歳のときに起業しても、社長業を向こう20年できる保証はありません。
理想は、その事業(顧客や技術やノウハウ)を取引先等に売却できることです(M&A)

上記3.に関しては、(「昭和の相続」ではなく)「平成/令和の相続」を意識しておくことです。
「平成/令和の相続」のキーワードは、「相続人が少子・高齢化」「節税目的だけで事前対策に走るリスク」「祖父母と孫」「財産を集約する対策」です。